X-T30を携え上高地へ [撮影マップ付き]

GoTo Kamikochi

FUJIFILMのミラーレス一眼X-T30を携え、GoToキャンペーンを利用して上高地を訪れた。

上高地は長野県松本市に位置する山岳地帯で、標高は約1,500m。年間100万人以上が訪れる山岳リゾートで、中部山岳国立公園の美しい自然に触れることができる。登山の玄関口としての顔も持ち、観光客だけでなく、3,000m級の山々へ挑む登山者たちも多く目にする。ボクは、この社会情勢下なので本格的な登山はやめて日帰りトレッキングに出かけることにした。

今回の写真は全てFUJIFILM X-T30とキットレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OISで撮影し、Lightroomで現像した。フィルムシュミレーションCLASSIC CHROMEを適用した上で、ハイコントラスト寄りに仕上げている。ボクは登山中に出会った美しい光景を高画質で記録したくて一眼を練習しているが、記録写真の域を出ず、まったく上達しないのが残念だ。

撮影マップ

今回撮影したロケーションをGoogle My Mapsに示したので参考にされたい。

地図上のカメラアイコンを選択すると、その地点で撮影した写真が表示されます。

朝の大正池

早朝、松本駅を出発し、上高地には8:30頃着いた。上高地行きのバスの終点上高地バスターミナルより3km程手前の大正池で下車した。早朝の空気が澄み切った時間帯に大正池に映る穂高連峰を撮影するためだ。

雄大な穂高連峰と手前の取水口の人工物感のコントラストがお気に入り。

大正池は、大正4年(1915年)に焼岳の噴火によって生じた堰止湖だ。上高地の観光の拠点となる上高地バスターミナル・河童橋エリアから徒歩1時間の距離にあるため、静かでのんびりとした雰囲気がある。

ズームで撮影。手前の建物は大正池ホテル。

大正池から河童橋方面に10分ほど歩くと田代湿原が現れる。この湿原自体には特筆すべき点はないが、北に穂高連峰、南に六百山・霞沢岳を望むことができる。穂高連峰のビュースポットとして、一般的には河童橋周辺が知られているが、個人的には田代湿原から眺める穂高連峰が最も美しいと思う。手前の湿原が奥にそびえる穂高連峰を彩る額縁のように機能していて美しい。

田代湿原は上高地の他の観光スポットより知名度が劣るが、ここから望む穂高連峰も美しい。

田代湿原から1分ほどの距離に田代池がある。田代池は湧水が湧いていて、池とは云えど緩やか流れがある。

田代池から六百山方面を望む。

田代湿原、田代池を後にして河童橋方面へ更に進む。

梓川沿いの遊歩道は通行止め。
遊歩道をテキトーに撮影しただけなのに雰囲気がある。

田代橋を渡り梓川の右岸に出ると、日本に近代登山をもたらしたイギリス人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフがある。ウェストンは1891年に上高地を訪れ、帰国後その冒険記を著書 “Mountaineering and Exploration in the Japanese Alps” として出版した。

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河童

芥川龍之介の小説「河童」に登場することで知られる河童橋は上高地の中心地だ。バスターミナルやリゾートホテル、お土産屋などが立ち並び、観光客で賑わう。ここから眺める穂高連峰の景色は有名で、旅行ガイドなどで頻繁に取り上げられている。

上高地観光の拠点、河童橋。

河童橋から見上げた穂高連峰の山々の中で、ほぼ中央にそびえる尖ったピークはジャンダルム、その右側が、奥穂高岳(標高3,190m; 長野県1位、日本3位)、さらに右へ前穂高岳、明神岳と続く。いずれも標高3,000m級で多くの登山者たちを魅せてきた名峰である。

河童橋付近から見上げる穂高連峰。

時刻は9:30となり、遅めの朝食をとる。上高地にはたくさんの飲食店があるが、ボクは山の基本食事スタイル、自炊を試みた。

地図上のカメラアイコンを選択すると、その地点で撮影した写真が表示されます。

奥上高地へ

河童橋を立ち、梓川沿いの遊歩道を更に上流へ進む。

河童橋から1時間歩くと奥上高地、明神に着く。ここには穂高神社奥宮や明神池、明神橋がある。なお、穂高神社やその敷地内にある明神池は信仰の対象ということで、一応撮影は控えた。

明神の地名を関する老舗旅館「明神館」。ボクもかつて宿泊したことがある。
明神橋構造体。
カフェどっこいしょ?が面白くて撮影。
イワナ焼き小屋として知られる嘉門次小屋。もともとはウォルター・ウェストンを案内した登山ガイド上條嘉門次が建てた狩猟小屋だった。

明神池から更に上流にある徳沢を目指す。一般的な観光エリアは明神までで、この先はトレッキングコースとなる。徳沢方面へ向かう道には大きなザックを背負った登山者らが行き交っていた。

明神周辺からは明神岳が最も美しく見える。

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徳沢モンキー

徳沢に着くと、そこは猿の惑星だった。風光明媚なキャンプ場として知られる徳沢園には、野生のニホンザルが大量発生していた。以前からサルが多いエリアだったものの、ここまで警戒心無しに人間やテントに接近してくる光景は見たことがなかったので驚いた。

サルもキャンプを楽しむ時代

徳沢で昼食をとる予定だったのだが、これだけサルが多いと襲われないか心配だ。それでも、周囲の登山者達が何食わぬ顔でクッキングしていたので、ボクも食事を作ったが、サルと食卓を囲むことは無かった。案外、お行儀の良いサルたちだった。

徳沢の先の横尾までは平坦な道が続くので、今回のような日帰りトレッキング装備で行けるだが、帰りのバスの時間が迫っていたのでここで来た道を引き返し、上高地バスターミナルを目指した。帰り道は行きにも増してサルが増殖していた。

サルの仕草は人間っぽい。
引いてもう一枚。
55mmで更に1枚。

地図上のカメラアイコンを選択すると、その地点で撮影した写真が表示されます。

Come back 河童橋

徳沢から速歩きで90分程歩き、河童橋まで戻ってきた。バスの出発まで時間があったので、上高地が誇るリゾートホテル、五千尺ホテルのカフェに入った。コーヒーとケーキで合計約1,700円也。普段なら絶対こんな価格帯の店には入らないが、GoToで貰った地域共通クーポンがあったので豪遊できた。約800円のコーヒーはラテカップに注がれていて普通のコーヒーカップの約1.5倍の量がある。ケーキもかなりハイクオリティだし、標高1,500mでカフェを営む諸経費も考えると、適正価格ではあると思う。

このテーブルでラップトップを開いて作業している人がいた。後ろには河童橋、正面には穂高連峰を望む究極のテレワーク、羨ましい。
噂によると絵描きおじさんは上高地に住んでいるらしい。
夕暮れの河童橋と黄昏る人たち。

地図上のカメラアイコンを選択すると、その地点で撮影した写真が表示されます。


Reference » 上高地観光旅館組合, 上高地を知る ウェストン碑

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Photos taken with; FUJIFILM X-T30

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